先に結論
タイでの衣料づくりは、少量で複数のデザインを試したい方と相性のよい可能性があります。ただし、「工場を見つければ完成」ではありません。生地、型紙、寸法、色、縫い方、付属品、検品基準を言葉と見本でそろえ、まずサンプルを作ることが重要です。
NISSHO TRADEでは、商品探索、仕入れ同行、オンライン確認、通訳・交渉、サンプル確認、集荷、検品、発送などから、計画に合う支援を組み合わせます。
旧相談室から救出した「つくる前の準備」
旧相談室には、ワンピース、水着、プリント商品、オーダー衣料、綿のスカーフなど、縫製や製作先を探す相談が残っています。当時の工場名、価格、最低数量、納期は現在の条件として掲載しません。
一方で今も変わらないのは、依頼内容が具体的なほど、作り手との認識差を減らせることです。「かわいい感じ」「日本向けのサイズ」だけではなく、完成の基準を共有できる資料へ変えていきます。
最初に決めたい7項目
- 何を作るか:形、用途、販売対象
- 素材:生地名、厚さ、伸縮、色、手触り
- サイズ:実寸、許容差、サイズ展開
- デザイン:写真、絵、型紙、参考商品
- 数量:デザイン別・色別・サイズ別の希望数
- 品質:縫い目、柄合わせ、汚れ、糸始末などの基準
- 予定:サンプル確認、量産、検品、発送の希望時期
数量が「合計100枚」でも、10デザインを各10枚に分けると、作り手側の工程は複雑になります。総数だけでなく、種類ごとの内訳を伝えます。
写真だけで発注しない
写真は入口として便利ですが、背面、裏側、素材、縫い代、ファスナー、ボタン、洗濯表示までは伝わりません。可能であれば現物見本や寸法表を用意し、変更点を書き込みます。
言葉だけでは曖昧になる箇所を、画像、図、動画、サンプルで補うことが、国境を越えたものづくりの共通言語になります。
サンプルは「失敗」ではなく設計工程
最初のサンプルで完璧を目指すより、着用感、寸法、色、縫製、洗濯後の状態を確認し、修正点を一つずつ確定します。サンプル費や修正費がかかっても、量産後に全数を直すよりリスクを抑えられる場合があります。
サンプル承認後も、生地ロットや手作業による個体差が出ることがあります。許容できる差と、販売できない不良の境界を決めます。
タイらしい小ロットの可能性
中国は、設備を使って同じ仕様の商品を大量に作る際、価格面で強い場合があります。タイは、手仕事や小規模な作り手と相談しながら、少量・多品種の商品を組み立てやすい場面があります。
ただし、国だけで一律に判断はできません。商品、素材、数量、品質、納期によって適する作り手は変わります。安さだけでなく、店の個性、在庫リスク、追加生産のしやすさまで含めて選びます。
相談時にご用意いただきたいもの
- 商品写真、図、参考品
- 素材と希望色
- 寸法表またはサイズ感
- 種類別の希望数量
- 希望する販売価格帯
- 品質基準と避けたい状態
- 希望時期と配送先
情報がまだ揃っていなくても相談できます。決まっていることと未定のことを分け、次に何を確認すべきか整理します。
料金と変動費
入会金・会費・年会費はありません。商品探索、同行、オンライン確認、通訳・交渉、サンプル確認、検品、梱包、発送など、利用するサービスの料金と実費が必要です。
送料、為替、タイ国内交通費、サンプル費、生地・付属品、梱包費、書類費などは別途、案件ごとに確認します。2016年から送料を除く基本的な料金の考え方はほぼ変えず継続していますが、個別条件は相談時の案内をご確認ください。
相談内容がまだ固まっていない方へ
商品名や依頼するサービスが決まっていなくてもご相談いただけます。商品写真、希望数量、予算、納期、販売方法など、分かる範囲をお知らせください。お客様に合う進め方を整理します。


