先に結論
仕入れ同行の価値は、タイ語を日本語に訳すことだけではありません。市場の営業日と時間、バンコクの交通、天候、混雑、商品の優先順位を見ながら、その日の動きを組み替えることにあります。
予定表どおりに歩く案内人ではなく、仕入れの目的を理解し、限られた一日を買付けの成果につなげる現地アテンダー。それがNISSHO TRADEの同行サービスが目指す役割です。
旧相談室に残る同行の相談
旧相談室には、買付け同行、ホテル手配、運転手、現地での質問、通訳者の選び方など、多様な相談が残っています。当時のスタッフ名、料金、予約状況は歴史資料として残し、現在の条件は相談時に案内します。
これらの記録から救出するのは、お客様ごとに必要な支援が違うという事実です。初めての方と、仕入れ先が決まっている経験者では、同じ8時間でも組み立て方が違います。
出発前に一日の目的を一つ決める
「できるだけ多く回る」だけでは、移動に時間を使い、判断が浅くなることがあります。たとえば次のように目的を分けます。
- 初日:市場を広く見て、商品と価格帯を把握する
- 二日目:候補店へ戻り、数量と条件を交渉する
- 三日目:追加購入、集荷、検品、発送準備を進める
一日だけの場合は、「優先して確認したい商品」と「時間があれば見る商品」を分けます。
現地では予定が動く
バンコクでは、短い距離でも渋滞に時間を取られることがあります。雨が強くなれば荷物を持った移動が難しくなり、市場によって営業の活発な曜日や時間帯も異なります。
そのため同行中は、交通状況、天候、店舗の返答、在庫、体力、荷物量を見ながら順番を調整します。予定変更は行き当たりばったりではなく、目的を守るための現場判断です。
仕入れに特化した通訳
一般的な通訳者と比べ、日本語能力だけを競うものではありません。NISSHO TRADEが重視するのは、仕入れ、買付け、商品仕様、最低数量、検品、梱包、発送といった実務を理解したうえで会話をつなぐことです。
翻訳機で言葉を置き換えられる時代だからこそ、「何を質問すべきか」「回答のどこを確認し直すべきか」という専門性が重要になります。
同行中に確認すること
- 卸売と小売の条件
- 商品ごとの最低数量
- 色・サイズ・種類を混ぜられるか
- 在庫品か受注生産か
- 追加注文の方法
- 不良や個体差の確認
- 支払いと受け取りの方法
- 集荷、検品、梱包、発送へのつなぎ方
交渉とは、ただ値下げを求めることではありません。継続注文、数量、支払い、納期など、双方が続けやすい条件を整理することです。
車、公共交通、徒歩を使い分ける
車が便利な日もあれば、渋滞を避けて鉄道と徒歩を組み合わせた方が早い日もあります。大型商品、訪問先の距離、人数、荷物量に応じて移動方法を検討します。
ホテル、車、空港移動などの周辺支援も相談できますが、すべてを一律のセットにはしません。お客様の予定に必要な支援を提案します。
相談時に教えていただきたいこと
- 渡航日と同行希望日
- 探したい商品と参考写真
- 仕入れ経験の有無
- 予算と希望数量
- 必ず訪問したい場所
- 歩行や食事、休憩への配慮
- 通訳以外に必要な支援
料金について
入会金・会費・年会費はありません。同行、商品探索、通訳・交渉、車両、集荷、検品、発送など、利用するサービスの料金と実費が必要です。
交通費、送料、為替、梱包費、書類費などの変動費は案件ごとに確認します。2016年から送料を除く基本的な料金体系はほぼ変わらず、必要なサービスを必要な範囲で案内する考え方を継続しています。
相談内容がまだ固まっていない方へ
商品名や依頼するサービスが決まっていなくてもご相談いただけます。商品写真、希望数量、予算、納期、販売方法など、分かる範囲をお知らせください。お客様に合う進め方を整理します。


